戦争に負けたGHQ占領下での日本で法制局に務める佐藤に新憲法作成の白羽の矢が立った。 米との折衝と、極東委員会の思惑、変わる世界情勢と衆議院、貴族院、皇族、市民 だんだんと僕らが今日70年いじょうたってもかわらないままの日本国憲法の形になっていく姿を見るととても感慨深い 「押し付け憲法」と批判する人も、「護憲」を叫ぶ人もいったんこの話を読んでもういっかい未来について考えたみたくなる
百瀬 宏/熊野 聰
村井 誠人/大溪 太郎
パンと昭和っていうタイトルから昭和期のパンの歴史についてのみかたるとおもうなかれ。戦後のアメリカの食糧支援によって欧米型の食事に慣れた日本人の食文化は今後ますます問題が増えていくから、どうしてパン食が始まってしまったのかという原因に焦点を当てて、パン食のみならず食全体への関心を広げていくための本らしい。想像と違った!でも想像の百倍おもしろい。日本の歴史が行ったりきたり、いろいろな登場人物が出てくる。って感じで読みごたえたっぷりの本。
僕にはこれを読み切る能力がなかったと悔やまれる一冊。いつか読む。
呉 兢/石見 清裕