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ディープラーニングの全体的な黎明期の歴史からそこそこ最深の歴史まで網羅的に記述されたニュートン新刊。話題の中心として今でも語られることの多いディープラーニングについて知るにはうってつけ。エンジニアの方は別に歴史的背景が重要になる場面てそこまでないと思うので500ページ以上もあるこの本を読むよりは他のことやったほうがいいかと思う。また、初学者はディープラーニングが何かを理解していないと難しい場面があると思うので一通り、ディープラーニングをPythonで触ってみてからのほうが、より内容自体を楽しめるし理解も深まると思う。特におもしろかったのは囲碁やチェスのディープラーニングの応用例で読んでいるだけなのに技術の進歩を感じ取れて興奮した。Masterという名前で勝ち続けたディープラーニングのアカウントはさぞかしかっこいい。しかも、ディープラーニングから学ぶことで人間では思いつけないような手を学べたり、自分よりもはるかにうまい人から学ぶ効果と同じくらいの良さがある。これは人間が人工知能をうまく利用して人間生活の営みをさらに向上させることに寄与することを示す好材料なので素晴らしいと感じた。
テレンス・J・セイノフスキー/銅谷 賢治