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かつて20年前の当時の南アルプスの面影が大きな写真とともに僕らの眼前によみがえってくる。 深南部とよばれる南アルプス、光岳以南のニッチな山々にも繰り出す筆者の様は南アルプスの知っても知り尽くせない奥深さを最も知る男だろう。 そして僕が今文章を書いていて思うのがかつての山を重石人々の文章力の高さよ。 それなりの教育を受けており知的水準は彼らのほうが圧倒的に平均より上位だろうが、知的だけではなく誌的な部分にまで秀でる彼らには脱帽せざるを得ない。 静岡新聞が出しているだけに静岡びいきもあって僕らとしては喜ばしい。十分に楽しめる内容で最近読んだ静岡新聞が出している最新登山ブックの100倍楽しめる内容だった。 ほんとうに近頃の人間の情報の薄さに辟易してしまう。 この僕の文章の情報の薄さに物足りなさを感じたらお近くのショップか図書館でこの本を探してみて読んでほしい。