森の来訪者たち
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リス、ミツバチ、キツネ、とリ…コテージにあふれるさまざまな生き物たちの「言葉」を、詩人の感性で編んで生まれた、自然と生命への思索。アウグスト賞受賞のスウェーデンの巨匠がおくる、北欧版『森の生活』。
楽天Booksより引用”
おすすめポイント
- ☑小説と科学が織り交ざる不思議なスウェーデン文学
- ☑森の生き物たちがよくわかる
著者のニーナ・バートンさんは、スウェーデンで抒情詩とサイエンスを組み合わせた独自のスタイルとして人気という。 彼女の作品は、知的な科学に基づきながらも、一般的な発見や感情に起因したもので親しみやすくもわかりやすい。 こどもの本棚に置いておきたくなるような本。 スウェーデンの田舎のコテージを買い、そこで執筆作業をしながら訪れる来訪者たち(リスやアリ)との交流を描いた幸せになる作品。
森の来訪者たち
スウェーデン語で「アルファベット」を意味するbokstavは、ブナ(bok)材に文字を刻んだことに由来する。 それ以来、何十億ものアルファベットが木材チップから作られて紙に書かれている。 文字と神は協力して、ミツバチが花から蜂蜜をつくるよりも素晴らしいものを創造しなければならない。 書くことの目的は、未来へ向けて生命の本質を伝えることではないだろうか。
p.331 守護樹