世界のニュースを日本人は何も知らない

著者: 谷本真由美
読んだ日: ()
本の価格: 913
出版時期: 2019年10月
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Cover Image for 世界のニュースを日本人は何も知らない
報道/常識/教養/思考/日本の評価など、世界各国の印象がガラッと変わる!新聞・TVではわからない世界の真実に迫る。
楽天Booksより引用

おすすめポイント

  • 日本を外から見るとわかること
  • 日本スゲー、じゃないよ

数年前に流行ったFactfullnessの日本版バージョンといってもいいのかもしれない。 ただ、Factfullnessは世界は最悪なように見えて進展しているんだよっていう側面の紹介が多かった気がするが、今回は海外も日本と同じくらいやばいよ。っていう側面からのFactに満ちている。 今では「続き」も6つくらい出ているくらい人気な本。

世界のニュースを日本人は何も知らない

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世界のアートの取引はほとんど500人の作品にとどまっている

2017年6月からの1年間のうち89%の取引は500人の作品に集中していた

トップ3は

  1. ジャン=ミシェル・バスキア
  2. ピーター・ドイグ
  3. ルドルフ・スティンゲル

アートは輸送に法規制がかかりにくく移送が簡単、プライベートな取引で資金洗浄ができるといった資産を隠したい富裕層に投資目的で買われている

日本の入試制度も悪いところばかりではない

日本の入試制度は誰にでも門戸が開かれていて、点数だけで見れば非常に公正。

イギリスなどは入試の際に面接や高校の時の成績、経験に重きが置かれている。 多様な人材の確保や、知識だけにとらわれない点は評価できるが、それと同時に、親と大学のコネクションや経験を与えられるだけの親の資産などが大きな要素となってしまう。

大学進学率も非常に高い57%の日本は、制度ではなく、高等教育や大学での内容の見直しをした方がいい。

就活市場のために、大学生のうちから社会人顔負けの営業をやらせるよりは、勉強した方がいいっていうタイプの人間もいるだろうし、どちらの見方も短所を理解して織り交ぜていくのが大事だと思う。

おすすめの本

クリティカルシンキングにおすすめの本

クリティカルシンキングに必要な論理的な思考を養う方法

  • 『考える技術・書く技術ー問題解決力を伸ばすピラミッド原則』 バーバラ・ミント
  • 『シナリオ・プランニングの技法』 ピーター・シュワルツ

インタビュー術を高める

  • 『調べる技術・書く技術』 野村進
  • 『インタビュー術!』永江朗 他