現役航空整備士が書いたかなりマニアックな飛行機豆知識

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読んだ日: ()
出版時期: 2021-10-26
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おすすめポイント

  • 飛行機のマニアック過ぎない知識
  • 絵がきれいでわかりやすい

なぜ飛行機が飛ぶのか――― 小さい子には少し難しすぎるかもしれない。けれども中学生くらいなら解らなかったところを先生や親などに聴いてみるくらいで難なく読みこなせると思う。 彼らの興味の芽を奪わずに養うためにもこの本を飛行機好きの子供たちみんなに読ませてあげたい。

現役航空整備士が書いたかなりマニアックな飛行機豆知識

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久々に飛行機に乗ったのは屋久島にいく際の関西空港発鹿児島空港行きのpeachAbiationだった。

久々の空港の搭乗手続き、滑走路、空からの景色に心が躍ったが、その中でもとくに飛行機の技術のすばらしさにはいつも驚かされる。

離着陸の際のあの衝撃と音はいつになっても(外見は平静を装っているが)興奮してしまう。

なんでも、鉄の塊が(実際はカーボンやアルミニウムであることをこの本で学んでいるが)宙に浮くのだ。

飛行機の大きさに比して頼りないほどの小さなエンジンと翼たちのおかげで。

それなのに僕は飛行機の詳しい仕組みをほとんど知らない。 ある程度飛行機がすきなためにふつうの人よりは詳しい知識を持っているけれども機械系統や外見からわかるピトー管以外のセンサーについてはほぼさっぱりだ。

simplePlanes(Steamのゲーム)で揚力の知識についてはある程度付けていたが所詮ゲーム上での知識だしcheatすれば自由に揚力も抗力も操作できてしまうし、エンジン出力だって無限大だ。

飛行機の知識を付けようと思ってもそこには大きな壁がある。 それは非常に専門的な知識が必要とされる場面が多いからである。

揚力のしくみだってベルヌーイの定理だとか難しい話に走ってしまいがちだ。

けれどもこの本では難しい物理の法則はわかりやすい図とかみくだいた説明でなんなく理解できるようになっている。

”わかりやすい”と銘打った本にありがちなわかりやすいけれども到達できるレベルもしょぼい、ということもない。

はじめに飛行機のエアコンのしくみについてのはなしから入る時点でもうすでにマニアックな方面に走っていることがわかるだろう。 飛行機のエアコンの仕組みに知る前にいまいる家のエアコンの仕組みを知らない人もいるだろうけれども、この本にはそうした一般的事柄との対比もすることによってわかりやすい説明を心掛けているようなので安心されたい。

整備士とは影の仕事であるためになりたいとおもわれにくいが(ぱいろっととくらべるととくに)現代の技術が非常に高度になるにつれて整備の機構も複雑さを増していて彼らの仕事のすごさを感じた。

小さい子には少し難しすぎるかもしれない。けれども中学生くらいなら解らなかったところを先生や親などに聴いてみるくらいで難なく読みこなせると思う。 彼らの興味の芽を奪わずに養うためにもこの本を飛行機好きの子供たちみんなに読ませてあげたい。

memo

ダッチロールは何らかの影響で傾いた期待が横滑りすることによって周期的に期待が左右に振られる現象\nTUCK UNDERは揚力の中心が主翼の周囲の気流が加倉井腐れ弱い衝撃波が発生し始めることによって後方へと移動する。これによってs田向の角度がづくなくなり、水平尾翼に生じる下向きの揚力が小さくなる結果、バランスが崩れて機種が下がることになり、さらに衝撃波が強くなることで機種が下がり続けていく。\nMACH TRIMによって水平尾翼の角度を変化させtTUCK UNDERを防止させる\n\n飛行機内のPCMはCDより低い音質に設定されている。\n\n\n飛行機は交流3相が定格。交流電源は並列につなぐのが非常に難しいのだが、駐機中に地上電源からエンジンの発電機に切り替える際に一瞬停電する。この際の電源ロスに耐えられるように計器は設計されている。\n\nボーイング787には発電機がエンジンに2台ずつの計4台とバックアップ用に機体後部に2台の補助動力装置、そして全てが故障した際の緊急用に胴体下部に風力発電機が1台装備されている\n\n片側エンジンが動かなくなっても進めるのはラダーそうさによってモーメントを打ち消しているから。\n\n酢ラットによって失速を防いでいる。\nクルーガーフラップは前縁フラップとも呼ばれ主翼との間に隙間を作らずにしゅよくじょうmねんのふくらみをますことによって揚力を見掛け上、増加させる\n\nスポイラーは主翼の揚力を減じさせる。エルロンリバーサルやアドバースヨーを防ぐ。\n\nグランドスポイラーは揚力の力を減じさせることで果汁を車輪にかけてブレーキの効果を高めている。\n\n\n燃料タンクは搭載は外側タンクから中央タンクへ消費は中央タンクから外側タンクへ。\n\nこれは種よ贈付け根にかかるおもりを主翼の端で釣り合わせるため\n\n下にホットのマークとともに突き出ているドレインマストはギャレーから呑み残しの飲み物やトイレから排せつ物などを地上に落としている。\n\nブレーキは多板式ディスクブレーキ\n\n現在はジャイロセンサーはリングレーザジャイロというものを用いている。これはジャイロの回転によって周波数が変化することによってその回転度合いを把握するという仕組みである。\n\nドレインマストがなく期待下部に水をためておく期待もある。ボーイング787にはついていない。\n\n