機械仕掛けの太陽
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これは未知のウイルスとの戦いに巻き込まれ、“戦場”に身を投じた3人の物語ー大学病院の勤務医で、シングルマザーの椎名梓。同じ病院に勤務する20代の女性看護師・硲瑠璃子。引退間近の70代の町医者・長峰邦昭。あのとき医療の現場では何が起こっていたのか?自らも現役医師として現場に立ち続けたからこそ描き出せた圧巻の物語。
楽天Booksより引用”
おすすめポイント
- ☑コロナ禍のあのときを思い出す
- ☑知られざる医療現場の裏側
中国でのコロナウイルスのニュース、ダイヤモンド・プリンセス、マスクやトイレットペーパーの品切れ、アルコール消毒品の入手困難、GOTO――これらは過去の出来事となり、今となっては少し記憶から消え、日常が戻りつつある中で、この物語は、いつか読み返された際、フィクションのような話に聞こえるかもしれませんが、実際に現実世界で起きた恐怖の記憶だ。そして、今も僕らが日常を歩みだそうとしている中で最前線でコロナに立ち向かっている医療現場その他もろもろの人間がいるということを忘れたくない。彼らへの感謝を忘れずにいたい。そして、亡くなられた方々に敬意を捧げたい。