子どもと一緒に覚えたい 木の実の名前
おすすめポイント
子供が楽しめる木の実は大人だって同じように楽しめるはず。そう思うようになってからこういう子供ターゲットの本も楽しく読めるようになってきた。歩いていてもほとんどの人は木の実のことを気にもかけない。僕だって歩いているときに植物を気にかけるけども、前の人のスカートのほつれだとか、鳥が止まっているとか、白線の上だけを歩くだとか言ったことなんて気にしない。でも、楽しいものなんだよって誰かに教えてもらえればそれを楽しめるのはほとんどみんな同じ。皆と楽しめるような木の実の本でみんな楽しもうよ!
子どもと一緒に覚えたい 木の実の名前
メモ
- 銀杏を食べる日本人に外国から来た人は「そんな臭いものを!」と驚くらしい
- 僕は銀杏をレンジで加熱してシンプルに食べるのが好きだけどほとんどの人は食べないよね。
- イヌマキの青と赤の木の実はとてもかわいいけど、お団子に見立てておままごとに使う子供の発想の豊かさには脱帽。愛嬌。かわいい
- ゴンズイの赤と黒のコントラストでしょうもないものしかつけていないの鳥たちをおびき寄せる戦略のしたたかさ
- それに人間は気づいて「ゴンズイ」という有毒の魚と同じくらい役立たないというひどいネーミングを付けた人間のセンスよ
- ムラサキシキブという木は美しすぎて海外でも人気。英名はJapanese Beatutyberry
- シキミは全草に独が含まれているけど実は危険すぎるし中華料理でよく使われる八角(スターアニス)に似ているから毒物及び劇物取締法の劇物指定
- ハゼノキは高カロリーすぎて鳥たちに大人気 (実はナンキンハゼのような質感だけどもっとつまらない見た目)
- エゴノキの乾燥したタネはお手玉の中身に最適
栗の木の実で染物
栗の木の実で染め物ができると聞いたらほとんどの人は何色に染まると思うだろうか。
茶色?黒色? はたまた葉っぱの緑色?
結果は全然違って
答えはピンク色だと
誰がこんなことに気づいたんだろうか。こんなに手間のかかるプロセスと想像もできないような結果を紐づけて体系化した先人には本当に頭が上がらないぜ。
作り方
- 栗の渋皮煮を作る
- 鬼皮をむいて水と重曹で煮た後の残ったゆで汁を捨てずに使う
- この汁にレーヨン(羊毛)100%の毛糸を入れてしばらく煮る
- 火からおろして1日おく
- 絞る
- 使い捨てカイロの中身とお酢大匙2杯を淹れて混ぜたお湯を500mlほど用意する
- そこに毛糸を入れてしばらく寝かせる
- ピンク🎀
参考リンク: 栗の鬼皮で染色 - enjoy
おわりに
- 子どもと一緒に覚えるといっても、ちょっと植物を知らなすぎる人にはおすすめできない本かなー。
ちょっと植物が好きであって覚えたい人と科にはぴったりの内容。 写真が美しいしイラストも特徴をとらえていて写真のようにきれいなのでこの本を読んで公園にいくだけで2つ3つは見たことのあるものと名前、知識がつながると思う。
木の実が次の世代に希望をもって遺していったものだとしたら、僕らにとっての子どもがそういう存在なんだから次の世代への思い・期待を米ながら木の実楽しもうぜ!