夜行
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十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨とともに更けてゆき、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語り始める。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。僕たちは、全員が道中で岸田道生という銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。その絵は、永遠に続く夜を思わせたー。果たして、長谷川さんに再会できるだろうか。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品。
楽天Booksより引用”
おすすめポイント
- ☑森見登美彦のミステリー
- ☑尾道とか飛騨を知っているとより楽しめる
森見登美彦のミステリー。はじめ読んだとき、気持ち悪いようなぞくぞく感があってホラーが苦手な僕がギリギリ楽しめるくらいのミステリー系だった。鞍馬の火祭前の夜に鴨川で読むのがおすすめ。