パープル・ハイビスカス
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自由という色を底にひめた紫色のアイビスカスーありのままでいる自由、したいことをする自由。中学校に通う物静かな少女カンビリ。厳格な父親のもとを初めて離れて身を寄せたおばの家は、自由な空気に満ちていた。政権批判の砦であるスタンダード紙の社主にして大工場を経営する父、威勢のよい大学講師のイフェオマおばさん、土地の音楽が好きで議論好きないとこアマカ、若くて、うっとりするような美声のアマディ神父、伝統を重んじる民話の名手の祖父パパ・ンクウ…規律正しい家族の生活から解放された少女が出会う、まったく知らなかった彩り豊かな世界。世界文学の新たな旗手による衝撃のデビュー長編、ついに邦訳!!!
楽天Booksより引用”
おすすめポイント
- ☑美しい装丁とはすこし違う少し暗さがある
- ☑宗教からの乖離を目指す娘と弟
事前知識もなく吉田南図書館の新刊コーナーで装丁にひかれて借りた本。はじめ読み始めているうちは統一教会がらみの話とリンクする部分があるのかと思ったけれども、最終的に時間軸と時代の部分で急展開を迎えた印象だった。これといった確定した未来を述べる終わりはなかったけれども彼らの将来を考えたくなる、紫色のハイビスカスのような魅力ある小説。