ゼロ・ウェイスト・ホーム
ブログは月間25万PV!ニューヨークタイムズなど多数のメディアが注目。「ゼロ・ウェイストの伝道師」である著者が提唱する“5つのR”。あなたひとりではじめられる、ささやかで楽しい革命です。
おすすめポイント
- ☑ゼロ・ウェイストでいこう
1年間に出した著者の家庭のごみの量はゴミ袋1袋にも満たないとかいう基地外おばはんが書いた本。けれども女性も分別をわきまえているし、押しつけがましくない。訳者も日本の実情に合わせたり、日本での例を紹介したりと非常に有能。何か一つでも暮らしのウェーストを減らすtipsが見つかるはずなので読んでみてはいかが。
ゼロ・ウェイスト・ホーム
「ゼロ・ウェイスト」と聞くとすこし「ウッ!」と身構えてしまう自分がいる。 その気持ちもよくわかる。彼らの意識は高すぎるし、高すぎるがゆえに私たちに押しつけをしてくることもしばしば。
押しつけをしなくても彼女(彼)らと行動する機会があれば何らかの影響を受けざるを得ないだろうから。
この時点でこの本の読者は少なくとも少しは環境問題とかゼロ・ウェイストに興味のある人に限られたわけだ。
しかしちょっと待ってほしい。 私はこの本の読者ではない人たちよ。
この本はそこまでうっとうしくもない。 人生において大切な暮らしのコツがいくつも書かれているよ。読んでみては。 こうしてみんなにおすすめしたい。
やばい。僕もそうした意識高い系押しつけ人間の一人になるところだった。
というわけで、僕がすっかり内容の一部に感化された本の感想は…
基本の5か条
5R
- Refuse
- Reduce
- Reuse
- Recycle
- rot
私たちにとって一番大切なのは、人がどう思うかではなく、自分たち自身がその取り組みをしていてどのくらい気分がよいかということにつきるのです。
p.21
ゼロ・ウェイストの中に見出したのはつまらない制約ではなく、無限の可能性。
p.-
彼女がゼロ・ウェイストに取り組むうえで何が良くて何に失敗したのか。 自分の暮らしに取り入れたいと思ったものをいくつかピックアップするくらいの軽い気持ちで読んでみるのがよいだろう。
- カリフォルニアには燃えるごみは存在しない。世界的にはゴミを燃やす日本のほうが少数派で償却は有毒物質の排出をコントロールする必要があるため非常に高度な技術が必要。世界一のごみ焼却大国、焼却炉の大半が日本に存在している。
みんなが気になる洋服のゼロ・ウェイスト
服をシンプルにする
リユースを利用する
ゼロ・ウェイスト第7章では子育てのゼロ・ウェイストに関して
地球環境問題が盛んに議論される中で人口増加によるさらなる環境汚染の加速や、将来世代への不安から子供を作ることを自制する親がいるという話をされる。
そんな話は聞いたことがなかったが、 子育てのゼロ・ウェイストでは子供を産むか生まないかの選択をしっかりとすることが非常に重要なゼロ・ウェイストだと書いてある。
なんというか子供に対してまでウェーストを適用してしまうのは倫理的に若干の疑問が生じるけれども、子供というものは簡単に捨てるわけにはいかないもので(そりゃ当然だ) あるのだから、しっかりと考えて生む必要があるか検討するのは大事なことだと感じさせられる。