ジェンダー・クライム

著者: 天童 荒太
読んだ日: ()
本の価格: 1870
出版時期: 2024年01月15日頃
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Cover Image for ジェンダー・クライム
土手下に転がされていた無残な遺体。暴行の痕が残る体には、メッセージが残されていた。「目には目を」。明かされる悲しい過去、次々と現れる容疑者、そして新たな殺人。罪を償うべきはーあなたかもしれない。『永遠の仔』『悼む人』の著者が描く、ノンストップ・クライムサスペンス。
楽天Booksより引用

おすすめポイント

  • クライムの内容よりも性被害の爪痕の大きさが衝撃だった

大学生が集団で酒を大量に飲ませたり、トイレに行って席を離れた隙にレイプドラッグを仕込んだりして強制性交をするケースをなんどかニュースで見たが、加害者を擁護するわけでもないが、あれはほんとうにどちらも得しない。 ばれなかったり被害者が泣き寝入りしたら加害者が得するのだろうから、水面下で埋もれている多くの事件もあって、その事実を知ると無力にも感じる。 ただ、今の時代は犯罪を犯すと一生ネットから消えることはできない。消える権利があってもXのように言論の自由がある程度保証された場では何度もそのニュースが繰り返される。 君の名前は一生汚点として残り続ける。 そう気づいただけで抑止力にもなるはずだ。 それなら風俗に行ったほうがすべて安上がりかもしれない。 風俗が性的に平等であるかどうかとかいった議論はここでは置いておいてほしい。

ジェンダー・クライム

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目には目を

死体に残された「目には目を」というメッセージ

結末はくそです。

ありがちー