クララとお日さま
人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱の少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。生きることの意味を問う感動作。愛とは、知性とは、家族とは?ノーベル文学賞受賞第一作、カズオ・イシグロ最新長篇。
おすすめポイント
- ☑ノーベル文学賞作家の作品
- ☑愛や友情について考えさせられる
優秀な大学に入るためにはほとんどの人が、遺伝子編集を受け、AFを持ち歩く。 子供同士での”お茶会”的な「交流会」というものにも出席して大人としての知性・品性・社交性を学んでいく。 その中の1つの家庭でジョジーの世話をすることになったクララとジョジー、その周りの人々との関わりあい。
クララとお日さま
第1部
ショーウィンドウや店内を日毎に配置で入れ替わるAF
クーティングス・マシン
クーティングス・マシンとは、機会の横原に大きな文字で「クーティングス」と書いてあることから、わたしが勝手につけた名前です。 そして、それはレックスの言う通りのものでした。 まず甲高い唸りからはじまります。 音自体はドリルほどひどくなく、店長さんの電気掃除機といい勝負でしょうか。 でも、こちらにはてっぺんから突き出す山ホンの短い煙突があります。 そして煙を出します。 最初は小さな白い煙がポッポっと出ているだけでしたが、やがてそれが黒くなり、最後には3つの煙が寄り集まって、一つの厚い黒雲の広がりになりました。
p.44
汚染の発生源とクララがみなしたマシーン。
これが物語にとって非常に大きな役割をもたらすものとは気づかなかった。
第2部
ジョジーのうち。
滝でのサリーさんの話。
AF
「あなたはわたしのAF。 ってことは、いい友達ってことでしょ?」
p.159
ずっと、AFの意味がAuto Focusにつられてなにかわかっていなかったんだけど、ようやく第二部の終わりでそれがArtificial Friend なんではないかって気づけた。
結局、事前情報無しに読んだので分からなかったのだが、最後の「解説」部分で”人工親友”という訳語が与えられているので、あえて明らかにしない意図をとったのだろうか?
わかんない
第3部
ジョジーとリックの吹き出しゲーム
リックと、母ヘレンの思惑
納屋へ行く。
第4部
肖像画家カパルディさんと元夫ポールに会う。
明らかになる万が一の計画。
第5部
衰弱するジョジー
納屋でのお願い。
第6部
大学へ行くことになったジョジー
廃品置き場の固い地面で。。。