イタリアを旅する24章

著者: 内田俊秀
読んだ日: ()
本の価格: 2200
出版時期: 2012-04
Amazon楽天上記のリンクはアフェリエイトリンクになります
Cover Image for イタリアを旅する24章
大都市から小さな田舎町まで、様々な魅力を綴る
楽天Booksより引用

おすすめポイント

  • 観光ガイドに載らないイタリアを
  • 写真はほとんどない

イタリアを物語調で、よりディープな内容を知りたいなら。

イタリアを旅する24章

bg h:60% right:33%

シエナ

土の色が灰色のまち

  • 顔料としてシエナの土を意味する「ロー・シェンナ/バーント・シェンナ」が日本でも有名

ボマルツォ

  • 怪獣の森があるところ
    • 公園がつくられたのは16世紀後半
    • 彫刻の作者や理由などはわかっていない

用語

アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ・ディ・モデナ

  • 意味: モデナ地方で昔から伝統的に作られた方法のバルサミコ酢
  • 使用例

ワインより有名な酢が存在するとは、「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ・ディ・モデナ」を知らない人なら、しんじがたいかもしれない。 ワインより貴重な酢、ワインより値段の高い酢、 そのように想像力を刺激する酢って、世界で一つしかないかもしれない。

p.85

  • バルサミコ酢の「バルサミコ」は形容詞で「バルサムのような、芳香性の、かぐわしい」という意味らしい

作り方

  1. 原料は収穫を遅らせた甘い白ブドウのしぼり汁
  2. 発酵が生じる寸前に濾して蓋のない容器に入れる
  3. 弱火で何時間もゆっくりと煮詰めて水分を減らす
  4. 濾して冷まし、デカント(不純物を沈めてそこにためる)する
  5. さまざまな種類の木材(楢、栗、サクラ、トネリコ、など)に順番に流しいれる (最も大きな樽には新しい酢を、小さくなるほど古い酢が入っている)
  6. 樽に入れた酢は12年以上熟成される

イタリア料理ほんやく三昧: バルサミコ酢ができるまで

パルマ

アブルッツオ州

おわりに

イタリア旅行に行く前に、るるぶやまっぷるのような観光ガイドブックよりもすこしディープなところに行ってみたくなったら、 ディープな知識に触れてみたくなったら、この本を読んでみると新たな発見があることは間違いない。

有名な観光地ばかりにスポットを当てるのではなく、あまり馴染みのない地域に多くの紙面を割く。

ミラノに割いたページはわずか0ページ。

素晴らしい!

Excellent!